体組成計とは?~クラウドファンディングに挑戦~
体組成計とは
体組成計は、体重だけでなく、体脂肪率、筋肉量、骨量、内臓脂肪レベルなど、体の組成を測るための機器です。私たちの体は、筋肉、脂肪、骨、水分など、様々な成分で構成されています。体組成計は、これらの成分の割合を数値化し、体の状態をより詳しく見ることができます。
体組成計でわかること
BMI
BMIは体組成の分析をする際に最初に見る値です。そこから筋肉量、体脂肪量、体水分量と、より正確な体組成の分析へと展開していきます。
体脂肪量
多くの深刻な疾患が過体重や肥満に関係しています。体脂肪量をよく観察することにより、体重変化の内容を評価し、体脂肪の減少ニターできます
内蔵脂肪量
多い内蔵脂肪量は心疾患、高血圧、2型糖尿病を引き起こすリスクが大きくなります。内蔵脂肪量を示すことにより、患者の健康リスクへの関心をより高めることができます。
骨格筋量
筋肉量の欠如(サルコペニア)は望まない影響を伴います。従って、治療の過程で筋肉量を評価しモニターすることは常に重要です。
体組成チャート(BCC)
体組成チャートでは、体組成の定期的な測定により、体重の変化の内容を明らかにします。体脂肪量と徐脂肪量をグラフ化する事で、患者の体重を減少させたのが体脂肪なのか筋肉量なのかが明確になり、体重変化の高い評価が可能になります。
フェーズアングル
高いフェーズアングルは、健全な細胞の証拠なので概ね健康であることを示します。その反面栄養失調の場合や癌や浮腫がある患者など健康を損ねている場合、フェーズアングルは通常とても低くなります。フェーズアングルの高い低いの基準として健常者の臨床結果に基づく標準値を提供できます。
リハビリテーションにおける体組成計の活用
リハビリテーションにおいて、体組成計は、患者様の身体の状態を客観的に評価し、より効果的なリハビリテーションプログラムを作成するために活用されます。体組成計を用いた評価を受けることで、より健康的な生活を送ることができます。
体組成計を用いた評価のメリット
- 客観的な評価: 体組成計は、数値で身体の状態を示すため、主観的な評価を補完することができます。
- 早期発見: 病気や身体の変化を早期に発見し、適切な処置を行うことができます。
- 効果的なリハビリテーション: 患者様の状態に合わせた個別的なリハビリテーションプログラムを作成できます。
- モチベーション向上: 目標を設定し、具体的な数値で変化を把握することで、モチベーションを維持することができます。
リハビリテーションにおける体組成計の活用例
- 肥満の方: 体脂肪率が高い場合、減量のための運動療法や食事指導を行います。
- 筋肉量が低下している方: 筋力トレーニングを行い、筋肉量を増やすことで、基礎代謝量を上げたり、生活動作を改善したりします。
- 高齢者: 骨密度が低い場合は、骨折予防のための運動療法や栄養指導を行います。
- 神経疾患の方: 筋肉量の減少や体力の低下を防ぐためのリハビリテーションを行います。
注意事項
- ペースメーカーをご使用の患者様は治療をお受けできません。
- 人工関節をご使用の患者様は治療をお受けできない場合がございます。