内科(腎臓内科)

当科の特徴

 腎臓内科

「腎臓病」=「尿蛋白や血尿が出る病気」と考える方が多いと思います。尿蛋白や血尿が出る場合は腎臓だけに起こる腎臓病と考えても良いと思います。最近は生活習慣や高齢化により全身の動脈硬化の一臓器障害として腎臓の働き(腎機能)が低下する慢性腎臓病の人達が増えています。高齢化(加齢による動脈硬化)や食生活の変化が関係しています。このような場合には尿蛋白や血尿が出ない上に腎臓の働きは低下してもほとんど症状は認められませんので、症状に頼った判断は役立ちません。
腎臓の働き(腎機能)を知るためには血液検査で血清クレアチニンの値が分かれば体重・性別から計算式で算出されます。ここで算出された腎臓の働き(腎機能)は「eGFR」と呼ばれています。eGFRが60未満で3ヶ月以上続くと慢性腎臓病と判断します。慢性腎臓病の原因としては動脈硬化を進める生活習慣病や喫煙が重要です。加齢によって自然に動脈硬化は程度の差はあれ確実に進みますので加齢と共に腎臓の働き(腎機能)は徐々に低下します。

【慢性腎臓病の原因】

● 高血圧 ● 糖尿病 ● 脂質異常症(高脂血症)
● 喫煙 ● 加齢 ● 肥満(メタボリック症候群)
● 高尿酸血症(痛風) ● 慢性糸球体腎炎

高血圧・糖尿病・脂質異常症(高脂血症)・肥満・高尿酸血症(痛風)は生活習慣病として全身の動脈硬化を進め、心血管疾患(心筋梗塞、脳梗塞など)を高率に発症することは今ではよく知られています。これらの生活習慣病と同様に慢性腎臓病そのものが約3倍もの心血管疾患を発症するということが判りました。腎臓の機能が下がれば下がるほど心血管疾患の発症率が高くなります。

【慢性腎臓病の治療目的】

● 腎機能の低下のスピードをゆっくりにすること
● 心血管疾患(心筋梗塞、脳梗塞など)の発症率を下げること

治療としては生活習慣病の治療が中心になります。

生活習慣病の治療をしていても腎機能が悪化した場合には最終的には腎臓の働きの替わりをしてくれる血液透析療法という治療の適応となります。腎臓内科では急性腎障害、慢性腎臓病、他の慢性糸球体腎炎、全身性疾患による腎障害の精査・治療を行なっております。

腎臓内科 担当医師紹介

医師名 経歴・所属学会・資格等

須藤 治郎 すどう じろう

(主任医長) 金沢大学卒
日本内科学会総合内科専門医
日本腎臓学会専門医
日本透析学会専門医